「エレガンテシマ」 で問い合わせを頂戴しました。 先般のご依頼同様、放任して大きくなってしまった同種の剪定のご依頼( 》》『2018年8月12日 【東京都区大田区】エレガンテシマの剪定・お庭のお手入れ』はこちら)かと思いましたが、今回は完全に不要だ 、と言うことで撤去することになりました。 今年の夏は 伐採、抜根の作業が本当に多かったです。
エレガンテシマを含め、コニファー類は全般的に、地上部の枝葉のボリュームの割りに、意外に土壌内の根は荒く、根株もそれほど大きくはありません。 根を際限なく伸ばすことが出来る畑ではなく、土壌のスペースが限られた造成地植栽帯でのケースですが、横に広く伸ばすべき支持根は斜め下に向かって伸長し、その数はせいぜい3~4本で地上部の重い株を支えている場合が多いですね。
コニファーは枝葉の密度が非常に高いですから、強風に煽られたり、積雪等で1方向に重みが掛かると支持根が切れると言うよりは、伸長不足で支えきれずに引き抜かれる感じで根が持ち上がり、株が傾いてしまう事が頻繁に起こります。造成地の植栽帯において、放任し枝葉の密度が高く大きく成りすぎた株は、ある限界点を越えるといつ傾いてしまってもおかしくない状況にあると位置付け必要があると思います。 突然起こり得るリスクに備えて、株相応の強固な支柱を取り付けたり、風通しを良くするために定期的な剪定を行うことを是非ご検討下さい。
また、コニファーに代わり、何かしらご希望の植木へのお取り替えをご検討される際ですが、「抜根作業はとてもコストが掛かる」とのイメージがあると思われますが、先述した通り根はとても荒いため、抜根はそれほど困難な作業ではありません。ケースバイケースで、困難な状況ももちろんありますが。
少々困難な抜根作業:2018年6月4日『【東京都大田区】庭木の抜根・施工例』はこちら
・コニファー類の思いきった剪定作業。 ・撤去の上での植え替え作業。 どちらの作業も執り行うのは春先、3~4月頃が最も適季となります。
本日も有り難うございました。
2021.03.15
2020.01.29
2019.01.05