今が旬の筍。筆者は筍ゴハンが大好きです。 前回は黒竹についてご紹介しましたが、本日は甘みがあってとても美味しい筍の正体である「孟宗竹」の更新の為の伐採です。
植木屋の仕事では、よく「更新」という言葉が使われます。 「更新」という言葉の意味は、《前の状態を改めて新しくすること。》 《オリンピックで水泳競技の大会記録が更新されました! 》前の記録を塗り替えた。という事で解りやすいです。 《HPのブログを更新しました》新しい記事が掲載され、最新の情報が閲覧出来る。こちらも容易に理解出来ます。 《剪定ですが、枝を更新しておきました!》 と言われても少しわかりずらいですね。 何処の何が 何の目的で新しくなったんだ…❓
今回ご依頼を頂いた孟宗竹を例にすると非常にわかりやすいです。 竹が大きくなって枝数が増え、とにかく落ち葉が凄くて大変。けして古くなったからという訳ではないのですが、少しでも葉が落ちる状態を解消するために既存の竹を伐採し、今年出てきた筍に取り替えて新しくする。更新の為の伐採作業です。 植木屋でいう更新作業は、大きくなりすぎた、古くなった、美観上不要だなと思われる枝や株、根等を若くて元気な これから活躍中してくれるだろう新しいものにとって変えることを意味しています。
竹の伐採の際には、 根元の株を地面よりも少し下げて切っておくと、躓かなくて安心です。
下げてきた孟宗竹の根元に近い部分を使って、花器(花器置き)を作ってみました。 本日も有り難うございました。
2021.03.15
2020.01.29
2019.01.05