いつの間にか生えて、大きくなってしまった「トウネズミモチ」の伐採です。 マンション敷地内倉庫の壁と隣地公園のフェンスのほんの20cmの隙間での出来事です。
・中国原産の常緑亜高木 ・明治初期頃から園芸樹として日本に持ち込まれ、広く利用されるようになったそうです。公害に強く、生育が早いことから緑地の造成において利便性が高かったのだと思われます。 ・5~6月 樹冠がクリーム色で覆われる程花が咲きます。 ・11~12月 紫色の果実が大量に熟します
秋から冬にかけて実る実がひよどり 等の野鳥の大好物。食してはあちこちに糞を撒き散らすためちょっとした問題になっているようです。確かに、大きなトウネズミモチがある冬の庭内では、庭石や飛び石の表面が黒紫色に汚れ、池に至っては、大量の糞で赤黒く濁り表面が泡で覆われてしまう事があります。
糞と共に撒き散らされた種があちこちで実生となりやがて生育してしまうことになります。 高木となるわりには幹が柔らかいため虚化しやすく、放任された大きな枝は台風等で折れて落下する事が多いです。 大きな樹冠で覆い被さり、在来樹をだめにしてしまうことも問題となる特徴の一つのようです。
かつては期待をされて取り込まれた トウネズミモチ ですが、最近では「要注意外来生物」 となっているようです。
隣地は公園で多数の樹木が生育しており、いつの間にか大きくなったトウネズミモチが周辺の景観に完全に溶け込んでいました。
しかしながら、毎年お手入れに訪れているというのに今になるまで気が付かなかったのは、全くお恥ずかしい限りです💦
本日も有り難うございました。
2021.03.15
2020.01.29
2019.01.05