マンションにおける植栽工事です。 昨年末より総合建築を手掛ける弊社グループ企業の設計・施工・監修の元、大田区山王で新築工事が行われてきました。 GWの連休前には外回りの足場が外され、工事もいよいよ仕上げの段階に。
幹線道路の側道に面したこちらの物件で、接道緑地帯として、並びに1階部屋ベランダ前の目隠しを兼ねた生け垣の造成です。
先ずはブロックで造成された植栽スペースの土壌の取り替え作業を行いました。 植木の生育には最も重要な床土の改良工事です。 ビルを建造する際には当然地盤が閉め固められ、場合によっては砕石が大量に敷き並べられる事があります。 植樹作業に入らせていただく段階で床土が良質な土壌であることは殆どありません。 大規模な建築現場になるほどその確率は高くなります。建物が建っての植栽ですから当然と言えば当然です。
今回の植栽帯はグランドレベルとフラットではなく、ブロックを1段積んだ形状です。 (グランドレベルとフラットな植栽帯での施工例はこちら→2018年2月26日 【東京都大田区】マンションの植栽工事・施工例) 土壌というよりは砕石、ブロックを積んだ際の捨てコンクリートで植栽スペースは一杯でした。
ハツリ機(電動ハンマー)を使って固結土壌を解しながら掘り上げ、ダンプに積み込み。 全て人力作業です。 植栽帯の土壌中には既に各種配管が通っており、掘削機が使用が出来ませんでした。
ダンプ2台満載のガラ混じりの土壌を処分し、改たに良質な黒土を入れ込みました。 手間とコストが掛かりますが、将来に渡り、植木が元気に生育出来る最低限の環境を整えるためには必要な作業です。
客土と同時に生け垣となる植木を植え付けていきました。今回使用した樹種は ホンサカキ と レイランドヒノキ です。 水極め(根鉢の周りに土で水鉢を作り、充分な水を根鉢の底までしっかりと注ぎ込む植え付け方法) によりしっかりと植え付けました。
今回、現場監督の綿密なスケジュール調整、作業現場での細やかなご配慮を頂戴したお陰で、交通量、歩行者の往来が多い中、スムーズに作業を行う事が出来ました。 本日も有り難うございました。
2021.03.15
2020.01.29
2019.01.05