マンションにおける植栽工事です。 接道緑地帯、兼1階部屋ベランダ前目隠しの生け垣造成に伴い、植え付け後の支柱設置、砂利敷作業を前回行いました。 (こちら→ 2018年5月12日【東京都大田区山王】マンションの植栽工事・施工例)
本日は、隣地境界部緑地帯、マンションの裏、北側に設けられた植栽帯での作業です。 生け垣造成時、床土の改良工事を行った際に引き続いてこちらも良質土の搬入が行われました。
客土に関しては筆者、駆け出しの頃を思い出します。植栽工事の際、植栽帯へ土壌を入れ、その後大雨、後日植木を植え付けに訪れると、計画仕上げレベルまで入れたはずの土壌が10cm近く下がっていました。 慌てて、再度土を仕入れにダンプを走らせました。 客土の際、解された土壌は、粒子の間に空気が生じて膨張しているのですね。 ろくに締め固めもしなかったため、雨によって粒子同士の隙間が解消され、結果レベルが下がってしまった訳です。 1m3 の仕上がり容量を客土しなければならない場合には、1m3 × 1.1 倍(締め固め率) とする必要があります。 搬入の際には、ただ投げ入れるだけではなく、同時に良く転圧ながら整地することを心掛けるようになりました。
・高木 「モチノキ」 「柿ノ木」の台車を使っての搬入、水極めでの植え付け。
植え穴と根鉢の隙間を水を流し込んで密着させるのが水極め。 対して隙間に少しずつ土を突き固めていくのが 土極め です。 細い根の生育を阻害しないよう適度に締め固めるのと、植え付け後に根の底まで染み渡るようしっかりと水やりすることがポイントです。
2脚の鳥居型支柱を設置し、高木を結束しました。
本日も有り難うございました。
2021.03.15
2020.01.29
2019.01.05